理科塾から望む教育コラム

教育、世相、人と街…、肌で感じた小さな発見と疑問について軽い頭を絞りながら綴ります。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

内申点という魔物①―評価の仕組みとその実態―

「内申点の意味するものは何だろう?」 高校入試で私が中学の先生とバトルしたあの頃からずっと胸につかえてきたことです。 ■学校評価制度の新たな動き 先日、文科省中教審の有識者ワーキンググループが「学校現場での評価の在り方」について従来の評価方法…

いにしえに想いを馳せる―夏旅第4回―

灯台下暗しとは、こういうこと。 名古屋育ちなのに、最後に名古屋城を訪れたのは幼稚園生?それとも小学生?の時だったか。天守閣の木造化問題で騒がしい名古屋城へ行ってきました。尾張名古屋は城で持つ。金の鯱(しゃちほこ)は名古屋の誇りだぎゃあ。鉄…

そこにスピリットはあるか―夏旅第3回―

夏だ、山だ~!海だ~!甲子園だ~!。夏が猛暑すぎると定番外遊びのハードルがぐっと上がります。体力には自信がありませんから、お出かけ先は博物館系が専ら。インドアの夏全開です。 今回訪れたのは、岐阜県各務原市エーザイ川島工場内にある薬の博物館で…

教育の変わらぬ土壌―夏旅第2回―

夏旅第2回も引き続き、松本の旧開智学校編です。15年くらい前までは松本に何かと縁があってよく足を運んでいました。久しぶりの松本で感じた変化は、松本城への観光客が爆発的に増加したこと、電柱も地中化され繩手通や本町通など城下町の街並みが歩きやすく…

教育の理想を追求した偉人―夏旅第1回―

毎週のように発生する台風が20、21号と数を重ねるごとに、秋の足音が近づいて来るようです。夏が過ぎ去っていくことに後ろ髪をひかれる想いの今日この頃。私にとって夏の醍醐味は旅と遊び。照りつける日差し、五月蠅い蝉の声、郷愁誘う蜩の音色、旅の途中で…