理科塾から望む教育コラム

教育、世相、人と街…、肌で感じた小さな発見と疑問について軽い頭を絞りながら綴ります。

2023-01-01から1年間の記事一覧

宗教には宗教を

9月に入り肌を刺すような日差しを感じなくなったものの、猛暑がおさまりません。 休日のある日、教室で模試の問題を解いていましたが、気分を変えようと近くの公園に問題用紙と筆記用具を手にして出かけてみました。 夕方になれば、木陰のベンチも快適に感じ…

情報を正しく消化できる人になろう

先日、”流しそうめんで集団食中毒”とメディアで報じられていました。(被害にあわれた方の一日も早い快復をお祈りしております。) このニュースはもちろんフェイクではなく、事実を報じたものです。 しかし、この目を引くニュースタイトルに1点の危惧が生じ…

ガクチカと内申評価制度の意外な共通点②

前回のコラム「ガクチカと内申評価制度の意外な共通点①」では、中学校の内申評価制度が大学生のガクチカ意識の根底をなしている問題点に触れました。 学内活動や検定等の教科外の内申評価点は受験生の思考力や人間性(適性)を測れているのでしょうか。また…

ガクチカと内申評価制度の意外な共通点①

大学生の“ガクチカ”問題 現在の大学3年生・4年生はコロナ禍の大学生活を入学当初より余儀なくされてきた学年です。授業はオンラインが中心で、インカレ・サークル・クラブ活動も大幅にその機会を縮小させられてきました。学生アルバイトの定番といえる飲食店…

“みんなと一緒”ほど危ないものはない

がんばれ、がんばれ、受験生♪ コロナの猛威は3年が経過しても終息の糸口が見えませんが、この疫病に対する学習と慣れはコロナを日常の一部としつつあります。(もっとも基礎疾患のある方や医療機関にとっては非常事態であることに変わりありません。) 今年…