理科塾から望む教育コラム

教育、世相、人と街…、肌で感じた小さな発見と疑問について軽い頭を絞りながら綴ります。

合格できる人の8つの特徴④ プロの戦略を実践できる【後編】

教育メディアから飛び交う、華々しい合格者数ランキングの裏側にはその何倍もの数の不合格者が存在します。彼らの合否の分かれ道は何だったのか。私の指導経験から得た合格できる人の8つの特徴を10回に渡ってお話しします。新受験生の皆さんの一助となれば…

合格できる人の8つの特徴④プロの戦略を実践できる【中編】

教育メディアから飛び交う、華々しい合格者数ランキングの裏側にはその何倍もの数の不合格者が存在します。彼らの合否の分かれ道は何だったのか。私の指導経験から得た合格できる人の8つの特徴を10回に渡ってお話しします。新受験生の皆さんの一助となれば…

合格できる人の8つの特徴 ④プロの戦略を実践できる【前編】

教育メディアから飛び交う、華々しい合格者数ランキングの裏側にはその何倍もの数の不合格者が存在します。彼らの合否の分かれ道は何だったのか。私の指導経験から得た合格できる人の8つの特徴を10回に渡ってお話しします。新受験生の皆さんの一助となれば…

合格できる人の8つの特徴 ③コツコツ型の勉強ができる

教育メディアから飛び交う、華々しい合格者数ランキングの裏側にはその何倍もの数の不合格者が存在します。彼らの合否の分かれ道は何だったのか。私の指導経験から得た合格できる人の8つの特徴を10回に渡ってお話しします。新受験生の皆さんの一助となれば…

合格できる人の8つの特徴 ②志望校への執着心が強い

教育メディアから飛び交う、華々しい合格者数ランキングの裏側にはその何倍もの数の不合格者が存在します。彼らの合否の分かれ道は何だったのか。私の指導経験から得た合格できる人の8つの特徴を10回に渡ってお話しします。新受験生の皆さんの一助となれば…

合格できる人の8つの特徴 ①横並び意識がない

教育メディアから飛び交う、華々しい合格者数ランキングの裏側にはその何倍もの数の不合格者が存在します。彼らの合否の分かれ道は何だったのか。私の指導経験から得た合格できる人の8つの特徴を10回に渡ってお話しします。新受験生の皆さんの一助となれば…

合格できる人の8つの特徴 序章 日々の努力と塾に通う意味

春風と陽光は春の訪れを感じさせてくれます。とはいえ、昨今の春には春風ならぬ暴風が吹き荒れています。原因は南岸低気圧にあり。今年はとりわけその発生数が多い気がします。これも気候変動の影響なのでしょうか。 南岸低気圧は発達しながら東へ進み、西高…

宗教には宗教を

9月に入り肌を刺すような日差しを感じなくなったものの、猛暑がおさまりません。 休日のある日、教室で模試の問題を解いていましたが、気分を変えようと近くの公園に問題用紙と筆記用具を手にして出かけてみました。 夕方になれば、木陰のベンチも快適に感じ…

情報を正しく消化できる人になろう

先日、”流しそうめんで集団食中毒”とメディアで報じられていました。(被害にあわれた方の一日も早い快復をお祈りしております。) このニュースはもちろんフェイクではなく、事実を報じたものです。 しかし、この目を引くニュースタイトルに1点の危惧が生じ…

ガクチカと内申評価制度の意外な共通点②

前回のコラム「ガクチカと内申評価制度の意外な共通点①」では、中学校の内申評価制度が大学生のガクチカ意識の根底をなしている問題点に触れました。 学内活動や検定等の教科外の内申評価点は受験生の思考力や人間性(適性)を測れているのでしょうか。また…

ガクチカと内申評価制度の意外な共通点①

大学生の“ガクチカ”問題 現在の大学3年生・4年生はコロナ禍の大学生活を入学当初より余儀なくされてきた学年です。授業はオンラインが中心で、インカレ・サークル・クラブ活動も大幅にその機会を縮小させられてきました。学生アルバイトの定番といえる飲食店…

“みんなと一緒”ほど危ないものはない

がんばれ、がんばれ、受験生♪ コロナの猛威は3年が経過しても終息の糸口が見えませんが、この疫病に対する学習と慣れはコロナを日常の一部としつつあります。(もっとも基礎疾患のある方や医療機関にとっては非常事態であることに変わりありません。) 今年…

学力を上げたい人が国語から学ぶ訳

教科としての”国語”との向き合い方 小学校で主要科目だった国語は中学以降、英語と数学の陰に隠れる科目となります。書店の参考書コーナーを見渡せば、国語関連のスペースが英語と数学の脇に追いやられている印象は否めません。学習塾でも授業コマは英語と数…

学校あるある―本当にそれでいいんですか?(多数決編)―

一般国民にとって“どこ吹く風”程度の関心かもしれませんが、どこぞの偉い人を決める話がメディアで騒々しい。誰が誰に投票する(した)とか、派閥間の駆け引きによる票数の行方がどうとか、ランキング的な関心が報道の見出しを飾っています。どこぞの偉い人…

祝「モヤモヤさまぁ~ず2」出演!から見える景色

7月18日に放送された「モヤモヤさまぁ~ず2」所沢編でさまぁ~ずのお二人と田中瞳アナが理科塾に立ち寄ってくれました。ツッコミを交えながら、一緒に水中花火の実験を楽しむ様子が放映されています。これまでも理科実験教室として、ニュースや情報番組…

学びの先にあるもの

先日、悩み多き中3男子と談笑する機会がありました。高校生と見紛えるような風貌の彼から「このオジサンは説教臭い」と思われないように私は緊張しながらも、学ぶことの意味などを話しました。すると彼から「どうして勉強しなければならないのか、この問いに…

理科実験で伝える学び、得る学び

朝食を食べながら見ていた情報番組で、“令和の小中学校から消えたもの”を特集していました。理科に関連した消えたものの中にアルコールランプが取り上げられており、スタジオのコメンテーター陣が驚きの声を上げていました。 学校現場において随分前からアル…

求人困ったちゃんランキング

理科塾は少人数制の理科実験クラスと個別式の進学指導クラスを運営しています。経営者である私一人がすべてのクラスで指導にあたっています。かつて小学生向けの理科実験教室を運営していた際には、授業のサポート役として女性アシスタントを雇っていました…

伝わらない文章を卒業するには

役所のお知らせを堅苦しくて読みづらいと感じたことはありませんか。日本人がそのように感じるのなら、日本語が母語でない在留外国人は役所の文書をどのように感じているのでしょうか? 神戸市の優しい日本語推進プロジェクトは、小難しい役所言葉で書かれた…

個人塾で成績を伸ばせる人

2月は教育業界にとって様々な意味で節目となります。中学・高校・大学受験は佳境を迎え、次年度以降の受験を目指す生徒にとっては学年が切り替わり、ギアが一段上がります。保護者にとっては新たな塾や習い事教室を検討する時期でもあるでしょう。 ■学力を伸…

脚本から学ぶ授業づくり

■3つの恋愛ストーリーが同時進行する「コイハハ」 昨年末にエンディングを迎えたTBSドラマ「恋する母たち」(コイハハ)では3人の既婚女性にまつわる恋愛模様が描かれています。長い結婚生活の中で不満や悩みを抱えながらも仕事に子育てに日々を過ごす女性…

理科の理を考えれば賢くなる

「理科と社会はどのように勉強すればよいのでしょうか?」 勉強に行き詰った生徒さんからこのような質問を受けることがあります。以前のコラムでも理科と社会の学び方について綴りました。 こうした質問をする人の共通点に「理科と社会は暗記科目だ」との思…

ねじるのは中尾彬さんのストールだけでいい―文をねじらないで書く方法―

公立学校の国語において、英語のようなロジックで固められた作文法を教わる機会はほとんどありません。そのせいなのか、子どもだけならず大人の中にも作文を苦手とする人が多く見受けられます。そこで作文力を向上させる作文法のコツをお話しします。テーマ…

もしも理系脳だらけの世の中になったら?

本年度から大学入試共通テストが始まります。物議を醸した、民間英語試験の導入と数学および国語への記述式問題の採用とが見送られ、これまでのセンターテストとの間に大きな相違点は見受けられません。 ただ、これを機に大学入試のあり方について、私立大学…

一番好きなラーメンの具は?―ある小学生の会話―

フォトグラファー梅佳代さんをご存じでしょうか。小学男子のありふれた日常とその生態を一コマに捉えた作品は人気を博しています。写真から伝わる梅佳代さんの独特な世界観が見る人の心をクスっと、ほわっとさせてくれます。 小学男子という生きものは、世間…

頑張る人に立ちはだかる壁の正体

近年ヒットする曲にはある傾向があるらしい。それは、序奏からサビまでが意図的に短く作られているという点です。ネット配信された新曲をダウンロードして聴く時代ですから、早くサビが登場する曲は分かりやすく受け入れられるのだそうです。現代はネット社…

理科学器具から学ぶ論理力

丸底フラスコ・試験管・るつぼばさみ・乳鉢・ビュレット・リービッヒ管etc.理科学器具を実生活で目にする機会はほとんどありません。理化学器具はその形状も独特なため、一般の人にしてみれば縁遠くマニアックなものでしょう。しかし、その独特で不可思議な…

解説&解答書を見なさい

アフターコロナやウィズコロナと謳われる昨今、これまでの価値や常識は通用しなくなり、新たな価値や生活様式が創造されようとしています。こうした時代の潮目に生きる私たちに必要なものは、課題を見つけ情報を整理し論理的に考える力(クリティカルシンキ…

ドキドキわくわくお断り

理科実験というと派手な結果や科学現象に焦点が当たります。科学体験は子どもの好奇心をくすぐるとか、目をキラキラと輝かせるとかいったキャッチフレーズが巷に飛び交います。多くの人は“理科実験=楽しそうな特別活動”とイメージを抱いているのでしょう。 …

日々是発見フクロウ日記―ヒト化する!?エキゾチックアニマル―

エキゾチックアニマルって何?一般の方には聞きなれない言葉でしょう。エキゾチックアニマルとは、獣医師さんやペット業界の間で用いられる用語で、外国から来た野生動物や一般的にペットとして飼育されていない動物などを指します。私はかれこれ10年以上に…