理科塾から望む教育コラム

教育、世相、人と街…、肌で感じた小さな発見と疑問について軽い頭を絞りながら綴ります。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

分かりやすさの落とし穴

♪宵闇に 爪弾き 悲しみに雨曝し 花曇り♪ ♪枯れた街 にべもなし♪ ♪侘しげに鼻垂らしへらへらり♪ ………(中略)……… ♪あなたは(ふらふらふら)フラミンゴ♪ ♪鮮やかな(ふらふらふら)フラミンゴ♪ 失礼しました。何のことか分かる方も多いかと思います。米津玄師…

人が人であるために忘れてはいけないもの

■年末年始はドラマの一挙放送目白押し 休みの日はこんな風に過ごしてみたい。それは朝から夜までドラマの世界に投身することです。休日の遅い朝、寝ぼけ眼をこすりながらソファにインしてテレビのリモコンをオンします。たまたま画面に映し出された懐かしい…

内申点という魔物⑨―中学高校の多様な枠組みを目指す時代へ―

シリーズコラム「内申点という魔物」の最終回は、多感な思春期の6年間が中学と高校の2つの枠組みに分離される公立学校の制度を見直してみます。3年ごとに入試に追われるよりも一貫した時間を生徒に与えることの方が教育的価値は大きいと考えます。その理由…

内申点という魔物⑧―高校入試は要らない!?―

内申評価制度がもたらす中学教育について考えてきたコラム「内申点という魔物」 第8回はこれからの高校入試と内申評価制度の在り方ついて論じていきます。 ■入試問題の多様な在り方を模索する時 “高校入試は要らない!?”とは、極論のように聞こえるかもしれ…

内申点という魔物⑦―思春期が将来の礎となるには―

内申評価が中学3年間とその後に及ぼす影響についてこれまで綴ってきました。第7回のコラムでは、中学3年間が思春期の子供たちに与える時間的価値とそのあるべき姿について考えていきます。 ■公立中学3年間は公立高校進学の準備期間なのか 公立中学3年間には…